現代人(読み)ゲンダイジン

デジタル大辞泉の解説

げんだいじん【現代人】[映画]

渋谷実監督による映画の題名。昭和27年(1952)公開。汚職に手を染めた官僚の姿を描く。出演、池部良、小林トシ子、山田五十鈴ほか。第7回毎日映画コンクール監督賞受賞。

げんだい‐じん【現代人】

現代に生きている人々。
「その上彼には―のもたない強情と我慢がありました」〈漱石こゝろ

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デジタル大辞泉プラスの解説

現代人

1952年公開の日本映画。監督:渋谷実、脚本:猪俣勝人、脚色:斎藤良輔。出演:池部良、小林トシ子、山村聡、高野由美、山田五十鈴、多々良純、伊達信ほか。第7回毎日映画コンクール監督賞、女優主演賞(山田五十鈴)ほか受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

げんだいじん【現代人 Sovremennik】

1836‐66年にロシアのペテルブルグで刊行された雑誌。《同時代人》とも訳す。プーシキンが創刊し,彼の《大尉の娘》やゴーゴリの《鼻》などを掲載した。47年からネクラーソフパナーエフが編集し,最晩年のベリンスキーが理論的指導に当たった。彼は評論《1847年のロシア文学概観》《雑誌“モスクワ人”への回答》で専制と農奴制を批判し,〈自然派〉を擁護,ゲルツェンツルゲーネフ,ゴンチャロフたちの作品を掲載した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

現代人
げんだいじん
Современник Sovremennik 

帝政ロシアの文芸雑誌。『同時代人』とも訳す。1836年プーシキンによりペテルブルグ(現サンクト・ペテルブルグ)で創刊。46年ネクラーソフとパナーエフが版権を買い取り、ベリンスキーを主幹に迎え、翌年から季刊を月刊とする。50年代チェルヌィシェフスキー、ドブロリューボフが編集の実権を握り、革命的民主主義者の機関誌の観を呈すが、61年に発行部数は7000を超した。66年6月勅令により廃刊。この間、有数の作家、詩人、批評家が寄稿し、ロシア文学の発達に強力な影響を及ぼした。[箕浦達二]

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世界大百科事典内の現代人の言及

【ドブロリューボフ】より

…ロシアの文芸批評家。ニジニ・ノブゴロド(現,ゴーリキー)の司祭の家庭に生まれ,ペテルブルグ高等師範学校に在学中,チェルヌイシェフスキーの知遇を得て反政府主義的な雑誌《現代人》の編集に参加。文芸批評の欄を担当し,《闇の王国》(1856),《オブローモフ気質とは何か》(1859),《打ちのめされた人々》(1861)等の論文を書き,農奴解放前夜の革命派の指導者として活躍した。…

【ネクラーソフ】より

…当時ようやく商売になり始めた新聞・雑誌の仕事をして,ベリンスキー,ツルゲーネフ,パナーエフ,ドストエフスキーらを知り,これら新人の作品を集めて45年《ペテルブルグ生理学》,46年《ペテルブルグ文集》を刊行して好評を得た。47年にはプーシキンが創刊した月刊総合誌《現代人》の発行者となり,チェルヌイシェフスキー,ドブロリューボフらを編集陣に加えて,農奴解放前後の言論自由化の波に乗って発行部数をのばし,文壇を支配し世論を指導した。この時期,彼の精神も高揚し,《正面玄関の物想い》(1858),《天候について》(1859‐65),《ひと時の騎士》(1860),《厳寒の赤鼻》(1863)等々,ロシア詩のジャンルと様式を革新する作品が書かれた。…

【ベリンスキー】より

…スタンケービチのサークルでヘーゲル哲学を学び,一時期保守的な思想を抱き,現体制を擁護する論文を書いたこともあったが,ゲルツェンとの交遊を通じて,1840年の末には農奴制と専制と教会の批判者となった。以後は《祖国雑記》や《現代人》誌を中心に文壇を指導し,〈自然派〉と呼ばれる革新的文学グループを形成,ツルゲーネフやドストエフスキー等多くの作家を世に送りだした。厳しい検閲下のロシアにおいては,文学が思想を表現する唯一の場であったことから,彼は〈純粋芸術〉としての文学を拒否し,作家に高い社会的自覚を求めた。…

※「現代人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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