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原油生だき げんゆなまだきcrude oil burning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

原油生だき
げんゆなまだき
crude oil burning

原油を発電用の燃料としてそのまま使うことをいう。普通,石油を発電用燃料に用いる場合は,原油を蒸留して軽質の各種留分を取去った重油を使ってきたが,硫黄酸化物などの公害が問題になるにつれて,重油より硫黄分の少い原油のほうが大気汚染を軽減できるうえ,値段が安いため,多くの電力会社で原油生だきの方式が試みられはじめた。揮発分を含んでいるので燃焼管理の際の安全対策には,重油より手厚い管理と設備を必要とするが,発電コストは安くなるといわれている。日本では 1962年から実験的に開始され,すでに多くの火力発電所では重油でも原油生だきでも両方採用できる施設をもっており,90年には発電用燃料の 12.3%を占めるにいたっている。外国では重油価格が割安なためあまり例がないが,実験的に導入しはじめているところもある。

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