原目山古墳群(読み)はらめやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「原目山古墳群」の解説

原目山古墳群
はらめやまこふんぐん

[現在地名]福井市原目町

原目山の稜線上に分布する弥生時代墳墓を含む古墳群。松岡まつおか古墳群の支群で、昭和四一年(一九六六)から四八年まで三回に分けて計八基の墳墓が調査され、弥生時代後期から古墳時代前期のものであることが判明。なかでも方形台状墓の一号丘からは三二三個の細身管玉や七二八個のガラス小玉などが出土し、鯖江市王山おうざん長泉寺山ちようせんじやま古墳群などとともに発生期古墳の研究上注目される(「原目遺跡」福井考古学研究会・一九七一年)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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