精選版 日本国語大辞典 「厳世話」の意味・読み・例文・類語 いかい【厳】=世話(せわ)[=お世話(せわ)] ① たいそうめんどうをかけました、の意で用いるあいさつのことば。[初出の実例]「『コレお侍様。左の足上(あげ)さんせ。ソレソレ又右の足も上さんせ。ヲヲよふ上さんした。いかいせわの』と、なぶってひんしゃん行過る」(出典:浄瑠璃・女殺油地獄(1721)下)② ①の否定的な用法で、いらぬ世話。[初出の実例]「わしが扇子を忘れようが、奈良漬を忘れようが、いかいお世話だ」(出典:咄本・室の梅(1789)奈良漬) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例