参謀総長(読み)サンボウソウチョウ

デジタル大辞泉 「参謀総長」の意味・読み・例文・類語

さんぼう‐そうちょう〔‐ソウチヤウ〕【参謀総長】

陸・空軍の参謀本部長官。陸・空軍軍人の最上級者。旧日本陸軍では、天皇に直属して軍機に参与し、戦時には海軍軍令部総長とともに大本営幕僚長として作戦に参画した。

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精選版 日本国語大辞典 「参謀総長」の意味・読み・例文・類語

さんぼう‐そうちょう‥ソウチャウ【参謀総長】

  1. 〘 名詞 〙 旧日本陸軍の参謀本部の長。天皇に直隷して軍機に参画し、国防および用兵に関する軍事計画を統轄し、戦時には海軍軍令部総長とともに大本営の幕僚長として作戦に参画した。〔五国対照兵語字書(1881)〕

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世界大百科事典(旧版)内の参謀総長の言及

【参謀本部】より

…参謀本部長には皇族を任じ,次長に陸海軍将官をおいた。89年には参謀本部条例,海軍参謀部条例によってこれまで一体であった陸海軍軍令機関がそれぞれ独立し,参謀本部長は参謀総長となった。1908年参謀総長は参謀の職にある陸軍将校の統督・教育に任じ,陸軍大学校,陸地測量部をも管轄することになった。…

※「参謀総長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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