双海船(読み)ソウカイブネ

デジタル大辞泉 「双海船」の意味・読み・例文・類語

そうかい‐ぶね〔サウカイ‐〕【双海船】

近世捕鯨で使われた船。2艘で1帖の網を展開する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「双海船」の意味・読み・例文・類語

そうがい‐ぶねサウガイ‥【双海船】

  1. 〘 名詞 〙 近世の捕鯨で使われた網船。二艘の船で一結鯨網を展張するところからの呼称。この網に多数勢子船で鯨を追い込み、捕獲するが、大きな鯨網を積むので、およそ百石積、長さ四〇尺(約一二メートル)、幅一二尺(約三・六メートル)、八丁櫓の大型漁船を用いる。
    1. [初出の実例]「双海船(ソウガイブネ)一艘に積なれば、一結の舟数二艘なり」(出典勇魚取絵詞(1829)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む