反循環政策(読み)はんじゅんかんせいさく(その他表記)counter cyclical policy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「反循環政策」の意味・わかりやすい解説

反循環政策
はんじゅんかんせいさく
counter cyclical policy

不況時の財政赤字を好況時の黒字で補填する政策。一般に,経済政策景気変動を放置せず,不況であれば財政支出をふやしたり,金利水準を引下げたりといった政策を実施して,景気をコントロールしようとするのが各国政府の対応である。逆に好況時には金融引締め増税などで,景気が過熱するのを防ぐ措置がとられる。しかし反循環政策をとる場合,完全雇用の景気状況のときに財政が税収の増加で黒字になっていなければ,不況時に補填することができない。したがって,反循環政策は完全雇用下の経済で財政黒字が実現していることが前提となる。

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