取り見る(読み)とりみる

精選版 日本国語大辞典 「取り見る」の意味・読み・例文・類語

とり‐・みる【取見・執見】

  1. 〘 他動詞 マ行上一 〙
  2. 手に取って見る。取り上げて見る。転じて、取って世話をする。面倒をみる。かわいがる。
    1. [初出の実例]「梓弓 立てり立てりも 後も登理美流(トリミル) 思ひ妻あはれ」(出典古事記(712)下・歌謡)
  3. 看病する。介抱する。病気を診(み)る。
    1. [初出の実例]「国に在らば 父刀利美(トリミ)まし 家に在らば 母刀利美(トリミ)まし」(出典:万葉集(8C後)五・八八六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android