取付虫(読み)とりつきむし

精選版 日本国語大辞典 「取付虫」の意味・読み・例文・類語

とりつき‐むし【取付虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( その実が衣類などにつきやすいところから ) 植物いのこずち(牛膝)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  3. うるさくまといついて離れないもの、取りついて困らせるようなものを、ののしっていう。
    1. [初出の実例]「行秋にとりつき虫の声もかな〈一正〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)二)
    2. 「行先々へ追い掛け来て、いつとても取つき虫(ムシ)に」(出典浮世草子傾城禁短気(1711)三)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「取付虫」の解説

取付虫 (トリツキムシ)

植物。ヒユ科の多年草,薬用植物。イノコズチ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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