取出ず(読み)とうず

精選版 日本国語大辞典 「取出ず」の意味・読み・例文・類語

とう・ずとうづ【取出】

  1. 〘 他動詞 ダ下二段活用 〙 ( 「とりいず(取出)」の変化した語。ふつう、未然形連用形の「とうで」の形が用いられる )
  2. とり出す。ひき出す。
    1. [初出の実例]「さうぞきおかれたる琴(こと)どもをとうでさせて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
  3. 産む。
    1. [初出の実例]「内にさぶらひし勾当の内侍〈略〉はやう御門むつまじくおはしまして、姫宮などとうで奉りしを」(出典:増鏡(1368‐76頃)一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む