取分ける(読み)トリワケル

デジタル大辞泉 「取分ける」の意味・読み・例文・類語

とり‐わ・ける【取(り)分ける】

[動カ下一][文]とりわ・く[カ下二]
食べ物などを別の器に分けて取る。「大皿から―・ける」
同類のものの中でも特別なものとして、別にする。「高級品を―・ける」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「取分ける」の意味・読み・例文・類語

とり‐わ・ける【取分】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]とりわ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 他と異なるものとして区別する。また、特別なものとする。
    1. [初出の実例]「臓と腑とをなにととりわくるぞとなれば」(出典:史記抄(1477)一四)
  3. 食物など、物の一部を別の器に分けて取る。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「飲食もすすまぬ時はとりわくるぞ」(出典:俳諧・類船集(1676)土)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android