叢立・群立(読み)むらだつ

精選版 日本国語大辞典 「叢立・群立」の意味・読み・例文・類語

むら‐だ・つ【叢立・群立】

〘自タ五(四)〙
① むれをなして立つ。むれをなして立ちのぼる。
名語記(1275)五「石のむらだちたる心地なり」
日葡辞書(1603‐04)「クモノ muradatçu(ムラダツ)
② むれをなして出発する。
万葉(8C後)九・一七八五「朝鳥の 朝立ちしつつ 群鳥の 群立(むらだち)去なば」

むら‐だち【叢立・群立】

〘名〙 むらがり立つこと。草木がむれをなして生えている様子
※経信集(1097頃)「山ふかみ杉のむらだちみえぬまで尾上の風に花の散るらむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android