口を濡らす(読み)くちをぬらす

精選版 日本国語大辞典 「口を濡らす」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 濡(ぬ)らす

① 口の中をうるおす。少しばかり飲み食いする。
※再昌草‐大永七年(1527)三月一四日「芳飯に口をぬらさばまひらばや身をば湯づけによしなさずとも」
② やっと暮らしをたてる。ほそぼそと生活する。口を糊(のり)す。
談義本・当世穴穿(1769‐71)一「主人商売にして口をぬらさるるから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「口を濡らす」の意味・読み・例文・類語

くちら・す

口をのりする」に同じ。
「曲りなりにも親子三人の―・して」〈一葉大つごもり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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