精選版 日本国語大辞典 「口偏」の意味・読み・例文・類語 くち‐へん【口偏】 〘 名詞 〙① 漢字の偏の一つ。「吸」「叫」「吟」などの偏の「口」の部分をいう。口偏の字は、字典の口部に属する。〔運歩色葉(1548)〕② ことばや口論をいう。[初出の実例]「とてもかねへんなければならぬ、あだな口へんたたかふよりは」(出典:浄瑠璃・双生隅田川(1720)道行)③ 食べること、吸うこと(接吻)など口に関することをいう。[初出の実例]「二けん茶やの女ごが、口へんぢゃのだるまぢゃのとしゃれたのも聞づらし」(出典:洒落本・うかれ草紙(1797)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例