口叩(読み)くちたたき

精選版 日本国語大辞典 「口叩」の意味・読み・例文・類語

くち‐たたき【口叩】

〘名〙 口数の多いこと。また、その人。くちっぱたき。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・犬子集(1633)一四「かくし置く我が年やたたあらはれん 本卦(ほんけ)とりこそ口たたきなれ〈貞徳〉」

くちっ‐ぱたき【口叩】

〘名〙 おしゃべりなこと。口数の多いこと。また、その者をののしっていう語。くちたたき。
※雑俳・柳多留‐六(1771)「角田川口ッぱたきだにがすなよ」

くち‐たた・く【口叩】

〘自カ四〙 べらべらよくしゃべる。勝手なことを言う。口を叩く。
※俳諧・竹馬狂吟集(1499)二「口たたく水鶏にならへほととぎす」

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