本卦(読み)ホンケ

デジタル大辞泉 「本卦」の意味・読み・例文・類語

ほん‐け【本×卦】

生まれた年の干支えと
本卦還がえ」の略。
その人の生まれた年の干支によって運命吉凶を占うこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本卦」の意味・読み・例文・類語

ほん‐け【本卦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生まれた年の干支(えと)のこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. ほんけがえり(本卦還)
    1. [初出の実例]「年は本卦(ホンケ)を越えながら」(出典浄瑠璃小野道風青柳硯(1754)二)
  4. 占いの一種
    1. [初出の実例]「葉雪に左兵衛督本卦之事申に罷向候。両三日之中に可撰之由申了。十疋遣了」(出典:言継卿記‐天文二年(1533)九月二四日)
  5. 占いで、二回算木を置いて判断する時、その初めの卦をいう。二回目の算木が一回目と異なる時、それを変卦(へんか)という。
    1. [初出の実例]「我らが本卦(ホンケ)師の卦に当て」(出典:浄瑠璃・国性爺合戦(1715)唐船)

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