日本歴史地名大系 「口坂本村」の解説 口坂本村くちさかもとむら 静岡県:静岡市旧安倍郡地区口坂本村[現在地名]静岡市口坂本中河内(なかごうち)川最上流部に位置し、東は柿島(かきしま)村枝郷上落合(かみおちあい)。北西の大日(だいにち)峠を越えて井川(いかわ)七郷に至る入口にあたる。戦国期の坂本は当地に比定される。永禄三年(一五六〇)一二月九日の今川氏真判物写(判物証文写)によると、朝倉六郎右衛門尉に「安部中河内長津俣・坂本預職」が安堵されている。同四年一一月一六日の氏真が六郎右衛門尉に与えた百姓逐電により陣夫役を免除する判物(写、森竹兼太郎氏所蔵文書)に、尊俣(そんまた)・長津俣(ながつまた)と並記して坂本がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by