口多々良木村
くちたたらぎむら
[現在地名]朝来町多々良木
石田村の南、円山川の右岸に位置し、集落は同川支流多々良木川の流域に散在する。東隣の奥多々良木村とともに中世多々良岐庄の遺称地。寛永一六年(一六三九)の知高帳に村名がみえ、高一〇六石余、宝暦七年(一七五七)の但馬国高一紙では高一〇八石余。氏神の八幡神社(多々良木八幡神社)には「奉造立八幡宮」と記した応永一八年(一四一一)一一月二八日の社殿再興棟札が残り、延宝八年(一六八〇)・天保一四年(一八四三)にも社殿を再興している(社蔵棟札)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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