日本歴史地名大系 「朝来郡」の解説
朝来郡
あさごぐん
現県域の北部中央に位置する。南西部に生野町・朝来町、北東部に和田山町・山東町があり、南東部は
旧但馬国の南部にある当郡は、現郡域のうち朝来町・山東町の全域と、生野町の南西部を除いた地域、和田山町の北西部を除いた地域に相当する。北部は養父郡、東部は丹波国天田郡・氷上郡、南部は播磨国多可郡・
〔古代〕
郡名の初見は和銅七年(七一四)一〇月と推定できる長屋王家木簡に「但馬国阿相郡」とあるもので、「播磨国風土記」
郡家は牧田郷(遺称地は現和田山町域)に置かれたという説があり、四、五世紀の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報