口広沢村(読み)くちひろさわむら

日本歴史地名大系 「口広沢村」の解説

口広沢村
くちひろさわむら

[現在地名]平内町口広くちひろ

口広川の河口一帯に位置し、東は狩場沢かりばさわ村、南は助白井すけしらい村、西は清水川しみずがわ村に接し、北は陸奥湾に臨む。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡の新田に、高二九・二五石とあり、元禄二年(一六八九)の黒石平内巳年郷帳(市立弘前図書館蔵)には清水川村と合せて一四三・七一七石とある。嘉永三年(一八五〇)の「東奥沿海日誌」に「人家十二三軒。村内に川有。此両側に立並びたり。農漁入交り」とある。明治初年の「新撰陸奥国誌」によれば、口広村とあり「家数二十三軒。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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