口早(読み)クチバヤ

デジタル大辞泉 「口早」の意味・読み・例文・類語

くち‐ばや【口早/口速】

[名・形動]
ものの言い方がはやいこと。また、そのさま。はやくち。「―に話す」
食べ方のはやいさま。
納戸飯の―に参られる、塗箸はいりませぬか」〈浮・曲三味線・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「口早」の意味・読み・例文・類語

くち‐ばや【口早】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「くちはや」とも )
  2. ものの言いかたが早いこと。早口であるさま。くちど。
    1. [初出の実例]「使にいて公事ごとをいわうに、口はやにとどこをりなふものいわばよからうぞ」(出典:玉塵抄(1563)八)
    2. 「女郎には『もお休みなれませい』と、口ばやに云捨て」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)二)
  3. ものの食べかたが早いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「納戸飯の口早(クチバヤ)に参られる」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)四)

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