古室村(読み)こむろむら

日本歴史地名大系 「古室村」の解説

古室村
こむろむら

[現在地名]藤井寺市古室一―三丁目・西古室にしこむろ一―二丁目

志紀郡に属し、沢田さわだ村の南に位置する。南は古市郡誉田こんだ(現羽曳野市)。「蔭涼軒日録」明応二年(一四九三)三月二日条に「こむろ・さうた 武田殿」とみえる。将軍足利義稙が畠山基家を討つべく出兵した時の布陣の記録である。

文禄三年(一五九四)検地後に、当村内二〇〇石が豊臣秀吉より誉田八幡宮(現羽曳野市)に寄進された(同年一二月二日「豊臣秀吉朱印状」誉田八幡宮文書)。残余は豊臣氏直轄領(御蔵入)であったが、慶長一五年(一六一〇)奉行人片桐且元の手で古室村百姓の配属変更が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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