布陣(読み)フジン

デジタル大辞泉 「布陣」の意味・読み・例文・類語

ふ‐じん〔‐ヂン〕【布陣】

[名](スル)
戦いの陣をしくこと。また、その陣。「谷を挟んで布陣する」
団体競技論争での、人員配置などの構え。「若手中心の布陣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「布陣」の意味・読み・例文・類語

ふ‐じん‥ヂン【布陣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 戦陣をしくこと。また、その陣。陣立て。
    1. [初出の実例]「自ら精兵を率ゐて、漠北の地に布陣した」(出典:漆胡樽(1950)〈井上靖〉二)
    2. [その他の文献]〔駱賓王‐兵部奏破賊設蒙倹等露布〕
  3. 団体競技、論争などで、相手に対する人員配置などの構え。
    1. [初出の実例]「市会に布陣(フヂン)する五の政党中」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉市政事業)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「布陣」の読み・字形・画数・意味

【布陣】ふじん(ぢん)

陣取り。〔宋史、呉伝〕布陣の法、則ち軍を以て陣心と爲し、左右馬軍を以て左右の肋(ろく)と爲し、馬は兩肋のに布く。

字通「布」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android