古尾村(読み)こびむら

日本歴史地名大系 「古尾村」の解説

古尾村
こびむら

[現在地名]中村市古尾

蕨岡わらびおか村の北西にあり、内川うちかわ川の上流不動ふどう(七七九・九メートル)の西麓から南麓にかけてと、前が森まえがもりの西麓一帯にかけて広がる村。「土佐州郡志」は「大古尾・小古尾総為一村、戸凡十五、津々羅川流会所」と記す。上山かみやま上分かみぶんの一村。

慶長二年(一五九七)上山郷地検帳には「小古尾村」とみえ、のちの竹屋敷たけやしき村域を含んでいる。検地面積五町六反余、屋敷数二九うち居屋敷二六。すべて「上山分」とされる。江戸時代は元禄郷帳によると本田高二六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android