古島村(読み)こじまむら

日本歴史地名大系 「古島村」の解説

古島村
こじまむら

[現在地名]筑後市古島

北島きたじま村の西、花宗はなむね川左岸に位置する。中世は水田みずた庄のうち。文安五年(一四四八)水田庄田地坪付(太宰府天満宮文書/大宰府・太宰府天満宮史料一三)にみえる「大つほ」は当地のうちに比定され、三郎丸さぶろうまる名・今太郎丸いまたろうまる名・大三郎丸だいざぶろうまる名に田地計一町九反があった。一五世紀中頃の書写と推定される水田庄南島村在家雑免坪付案(同文書/南北朝遺文(九州編)五)では南島みなみしま村内の得丸とくまる名・綿丸わたまる名・四郎丸しろうまる名に大坪の田地計一町があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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