古弊(読み)コヘイ

デジタル大辞泉 「古弊」の意味・読み・例文・類語

こ‐へい【古弊】

昔からの悪い習慣。
古くていたんでいること。また、そのもの。
累代公物くもつ、―をもちて規模とす」〈徒然・九九〉

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精選版 日本国語大辞典 「古弊」の意味・読み・例文・類語

こ‐へい【古弊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古くていたんでいること。また、その物。
    1. [初出の実例]「当色物已古弊、裁縫之間已以破裂」(出典:九暦‐逸文・天慶九年(946)一〇月二八日)
    2. [その他の文献]〔南史‐王藻伝〕
  3. 昔からの悪い習慣。
    1. [初出の実例]「今世は我欧州一般に奴隷を廃し、既に貧富争闘の古幣を絶す」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一八)

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