叩き立てる(読み)タタキタテル

デジタル大辞泉 「叩き立てる」の意味・読み・例文・類語

たたき‐た・てる【×叩き立てる】

[動タ下一][文]たたきた・つ[タ下二]しきりにたたく。
「間拍子おもしろく畳を―・てる音」〈万太郎・ゆく年〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「叩き立てる」の意味・読み・例文・類語

たたき‐た・てる【叩立】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]たたきた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. しきりにたたく。はげしくたたく。
    1. [初出の実例]「大長刀にてたたきたてられ」(出典:幸若・烏帽子折(室町末‐近世初))
  3. はげしい調子でしゃべる。まくしたてる。
    1. [初出の実例]「『一寸脱れに延されては気をもみ板のわしが心、これけやきではござらぬぞや』と叩(タタ)き立(タ)てて言ふ」(出典:歌舞伎・梅雨小袖昔八丈(髪結新三)(1873)序幕)

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