精選版 日本国語大辞典 「召出」の意味・読み・例文・類語
めし‐いだ・す【召出】
〘他サ四〙
① 上位者が目下の者を呼び出す。命じて呼び寄せる。めしいず。めしだす。
※大鏡(12C前)二「神づかさどもめしいだしてうたせなど、よく法のごとくしてかへり給ふに」
② 上位者が持って来させる。お取り寄せになる。召し寄せる。めしいず。
※平家(13C前)一「其刀を召出して叡覧あれば」
③ 召して官職、祿などを授ける。
④ 目下の者に杯を与えて酒を飲ませる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
めし‐い・ず ‥いづ【召出】
〘他ダ下二〙
① =めしいだす(召出)①
※大和(947‐957頃)七二「この宮の御もとに兼盛まゐりけり。めしいでて物のたまひなどしけり」
② =めしいだす(召出)②
※紫式部日記(1010頃か)寛弘五年秋「あなととほほゑみて硯召しいづ」
めし‐だ・す【召出】
〘他サ五(四)〙 =めしいだす(召出)
※天草本平家(1592)四「モンガクヲ mexidasare(メシダサレ)、トシ ハチジュウニ アマッテ、ヲキノ クニエ ナガサレタ」
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