召寄(読み)めしよせる

精選版 日本国語大辞典 「召寄」の意味・読み・例文・類語

めし‐よ・せる【召寄】

〘他サ下一〙 めしよ・す 〘他サ下二〙
尊貴の人、目上の人が下位の人を呼びよせる。近よらせる。
書紀(720)神武即位前甲寅年一〇月(熱田本訓)「時に一の漁人(あま)有りて、艇(をふね)に乗りて至れり。天皇招之(メシヨセ)て因て問て曰く」
源氏(1001‐14頃)夕霧少将の君をとりわきてめしよす」
② 下位の人に命じて持ってこさせる。お取り寄せになる。
※源氏(1001‐14頃)宿木「由ある御くだ物めしよせ」

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