漁人(読み)ぎょじん

精選版 日本国語大辞典 「漁人」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐じん【漁人】

〘名〙 魚介をとる人。漁師漁者
経国集(827)一四・漁歌五首〈嵯峨天皇〉「漁人不記歳時流。淹泊洄老棹舟」 〔管子禁蔵

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普及版 字通 「漁人」の読み・字形・画数・意味

【漁人】ぎよじん

漁夫。晋・陶潜桃花源記〕漁人甚だ之れを異(あやし)み、復(ま)た(すす)みて行き、其の林を窮めんと欲す。林は水源に盡き、(すなは)ち一山を得たり。

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世界大百科事典(旧版)内の漁人の言及

【猟師】より

…野獣を捕獲する人を意味するが,日本の中世には漁業を営む人にもこの文字をあて,いずれも〈りょうし〉と呼んだ。両者は近代まで混用されており,区別する必要がある場合は,野獣を捕る者を狩人,川魚漁を川立ち,海魚・湖魚を捕獲する人を漁師または漁人といっていた。九州では〈りゅうし〉と発音して山猟をする者を区別し,あるいは山人(やまと)という。…

※「漁人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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