可もあらず(読み)べくもあらず

精選版 日本国語大辞典 「可もあらず」の意味・読み・例文・類語

べく【可】 も あらず

  1. ( 助詞「も」を挿入して、「べし」の打消「べくあらず」に強調を加えたもの )
  2. とても予定予想ができないことを表わす。…はずがない。…そうにもない。
    1. [初出の実例]「風波、とににやむべくもあらず」(出典:土左日記(935頃)承平五年正月一六日)
  3. とうてい不可能だという判断を表わす。…できそうもない。
    1. [初出の実例]「よそにのみ恋ひやわたらんしら山の雪見るべくもあらぬわが身は〈凡河内躬恒〉」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・三八三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む