可児駅(読み)かにのえき

日本歴史地名大系 「可児駅」の解説

可児駅
かにのえき

各務かかみ駅と土岐駅との間に置かれた東山道の駅家。「延喜式」兵部省の諸国駅伝馬条によれば駅馬は八疋、伝馬は四疋で、いずれも令の規定数を下回っている。比定地は現御嵩町宿しゆくとする説と、同町顔戸ごうどとする二説がある。前者はその地名から、後者郡家をぐうけとよんで、顔戸をその遺称と考え、かつ前後の駅との距離関係から示された見解である。当駅は「和名抄可児郡駅家うまや郷に置かれた。なお、天喜二年(一〇五四)二月二三日付官宣旨案(東南院文書)には「可児郡瓶前之駅」がみえているが、当駅との関係は明らかでない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 木曾川 各務駅

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む