可動鉄片型計器(読み)かどうてっぺんがたけいき(その他表記)moving iron instrument

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「可動鉄片型計器」の意味・わかりやすい解説

可動鉄片型計器
かどうてっぺんがたけいき
moving iron instrument

測定すべき交流電流を固定コイルに流し,コイル内可動部に取付けられた鉄片に作用する電磁力を利用した指示計器。種々の鉄片構造が考案されてきたが,反発式と反発吸引式が基本型である。反発式は固定コイルのなかに固定鉄片と可動鉄片とを置く。電流によってこれらは同一の向きに磁化されて反発力を生じる。反発吸引式は,反発式の固定鉄片と可動鉄片を2対配置したもので,指示の小さい間は反発力により作動し,最大指示に近づくと吸引力を受ける。いずれも発生するトルクは電流の実効値に比例する。商用周波数の交流の電流計および電圧計の大部分がこの型で,500Hzくらいまでの低周波用の計器として用いられている。

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