可聴帯域(読み)かちょうたいいき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「可聴帯域」の意味・わかりやすい解説

可聴帯域
かちょうたいいき

人間が空気振動を音として認識できる周波数帯域可聴域または可聴周波数帯域ともいう。通常は20~2万ヘルツくらいまでとされているが、個人差があり、また加齢により高音域が少しずつ聞こえなくなっていく。可聴帯域外の音は高音については超音波低音については低周波音とよばれる。とくに低周波音については耳で判別することはできないものの、振動などにより感じることができるため、可聴帯域の音とあわせてその存在を確認することができる。

 コンパクトディスクCD)で記録、再生できる周波数帯域は20~2万ヘルツであり、可聴帯域を網羅している。また、かならずしも科学的に確認されたわけではないが、可聴帯域を超える帯域を再生することで可聴帯域にも影響を与えるといわれている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む