史筆(読み)シヒツ

デジタル大辞泉 「史筆」の意味・読み・例文・類語

し‐ひつ【史筆】

歴史を書き記す筆。転じて、歴史を書く際の表現法態度

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精選版 日本国語大辞典 「史筆」の意味・読み・例文・類語

し‐ひつ【史筆】

  1. 〘 名詞 〙 歴史を書きしるすふで。歴史を書きあらわすふでづかい。
    1. [初出の実例]「風雲改色、飛走馴仁、奇珍嘉瑞、不於冊府、遠殊琛無於史筆」(出典:続日本紀‐宝亀元年(770)五月壬申)
    2. [その他の文献]〔岑参‐佐郡思旧遊詩〕

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普及版 字通 「史筆」の読み・字形・画数・意味

【史筆】しひつ

歴史を書く。その書。魏・曹植〔自ら試みられんことを求むる表〕名を筆に挂(か)け、事を榮に列せしめば、身は蜀れ、首は闕に懸くるとも、ほ生ける年のごときなり。

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