日本歴史地名大系 「司家」の解説 司家じけ 山口県:山口市陶村司家[現在地名]山口市大字陶 寺家陶の正護(すえのしようご)寺付近は字を地家・寺家・司家などといい、周防国鋳銭司(ちゆうせんし)の庁舎はこの地の現正護寺前面の台地にあったといわれる。天長二年(八二五)四月七日の太政官符(東北大学狩野文庫本「類聚三代格」)に「一、置鋳銭司事、右依前例所置如件、其庁事者定周防国吉敷郡便宜之地、以前被□(右)大臣宣、奉勅宣依件廃置」とあり、それまで長門国に置かれていた鋳銭司が、周防に移されたことが知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by