日本歴史地名大系 「陶村」の解説
陶村
すえむら
- 山口県:山口市
- 陶村
新開作によって南側に
陶の地名は古代この地で須恵器を製したことによるといわれ、村内北方の山麓には所々に陶窯遺跡があり、現在でも多くの須恵器の破片が散乱する。この地に良質の陶土があり、それを材料としたわけで、近代に至るまで続けられている。平安時代初期、周防鋳銭司が設置されたのは、陶の
陶の名は正治二年(一二〇〇)一一月日の周防阿弥陀寺田畠坪付(周防阿弥陀寺文書)に「一丁 矢地里」とみえるのが早い。中世、大内氏の支流右田弘賢はこの地を領し、居館をここに定めて陶氏を称した。しかしその子弘政の時、居館は
陶村
すえむら
慶長一六年(一六一一)一二月二九日の生駒正俊宛行状(三野家文書)で、陶のうち二〇〇石を乃々村忠左衛門に宛行っている。
陶村
すえむら
陶村
すえむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報