備前軍記(読み)びぜんぐんき

日本歴史地名大系 「備前軍記」の解説

備前軍記
びぜんぐんき

五巻二冊 土肥経平著

成立 安永三年

写本 池田家文庫ほか

解説 嘉吉元年の備前国守護赤松氏滅亡から慶長八年の池田氏入封に至る約一六〇年間を対象に、備前国内で起こった戦乱、および赤松・山名浦上松田・宇喜多各氏などの興亡年月を追って記述する。江戸初期の軍記類を参考にするが、神社・寺院旧家に伝わる古文書などにも当たって正確を期しており、高く評価されている。末尾付録として宇喜多氏の重臣十数名の履歴を収める。

活字本 吉備群書集成第三輯

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android