20世紀日本人名事典 「吉岡義豊」の解説
吉岡 義豊
ヨシオカ ヨシトヨ
昭和期の東洋哲学者 大正大学文学部教授。
- 生年
- 大正5(1916)年6月12日
- 没年
- 昭和54(1979)年6月19日
- 出生地
- 高知県
- 学歴〔年〕
- 智山専門学校卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(大正大学)〔昭和35年〕
- 経歴
- 昭和4年生地の真言宗豊楽寺住職吉岡皎然の養子となり得度。14年外務省より北京に留学、15年には道教の本山・白雲観に入り、終戦まで道教を中心とした宗教遺跡調査・資料収集につとめる。22年立正大学に奉職、助教授を経て、30年教授に就任。50年文学部長、また25年より日本道教学会の設立・運営に尽力。この間、東北大、福井大、東大、高野山大、北大などで教え、初期の道教研究者の一人として世界的に知られた。主著に「道教経典史論」「道教の実態」、「道教と仏教」(全3巻)、「道教研究」(全4巻)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報