吉崎栄泰(読み)よしざきはるやす

ASCII.jpデジタル用語辞典 「吉崎栄泰」の解説

吉崎栄泰

ファイル圧縮プログラム、LHAの作者。1955年北海道生まれで、現在は内科医。1980年代後半、日本はパソコン通信に1200bpsのモデムが使用されている時代で、データの送受信は大きな困難であった。そのため、データ圧縮技術への要望が潜在化していた。そんな中、1988年に奥村晴彦氏がLZARIという圧縮方式をPC-VAN上に発表する。吉崎氏は、奥村氏の圧縮方式に改良を加え、LZHUF方式を考案、圧縮ソフトとしてLHarcを開発した。1988年末になってLHarcをニフティサーブとアスキーネットに発表すると、大きな反響を呼んだ。1991年に新しいアルゴリズムを採用した「LHA」を公開。ソースコードが公開されていたこともあって、マニュアルは英訳されて海外でも認知されるようになり、WindowsではZIP形式とともに事実上の業界標準となった。

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