吉川大二郎(読み)キッカワ ダイジロウ

20世紀日本人名事典 「吉川大二郎」の解説

吉川 大二郎
キッカワ ダイジロウ

昭和期の弁護士 立命館大学名誉教授。



生年
明治34(1901)年1月14日

没年
昭和53(1978)年9月25日

出生地
京都府

学歴〔年〕
京都帝国大学法学部〔大正13年〕卒

経歴
大阪地方裁判所判事などを経て、昭和9年立命館大教授、のち名誉教授。一方17年弁護士となり、30年大阪弁護士会会長、34年日弁連会長、44年日本法律家協会会長、45年国際法律家協会会長を歴任仮差押え仮処分などの保全処分に関する研究で知られ、著書に、論文集「保全処分の研究」「保全処分の基本問題」「仮処分の諸問題」「判例保全処分」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉川大二郎」の解説

吉川大二郎 きっかわ-だいじろう

1901-1978 昭和時代の弁護士,法学者。
明治34年1月14日生まれ。大阪地裁判事などをへて弁護士となり,昭和34年日本弁護士連合会会長。立命館大教授もつとめ,実務感覚をもった民事訴訟法研究者として知られた。昭和53年9月25日死去。77歳。京都出身。京都帝大卒。著作に「判例保全処分」「法曹遍歴」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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