最新 地学事典 「吉沢層」の解説
きっさわそう
吉沢層
Kissawa Formation
大磯丘陵に分布する広義の下末吉期の海成層。町田洋ほか(1968)定義,上杉陽ほか(1980)再定義。模式地は神奈川県平塚市土屋~吉沢。吉沢ローム層と指交関係。下位の土屋(ローム)層を不整合に覆う。堆積年代は15万~8万年前。最下部層は広義の下末吉海進後半最初期のおぼれ谷堆積物~波食台堆積物,下部層は高海面停滞期の内湾・湖沼堆積物や外洋性浅海堆積物,中・上部層は約10万年前,約9万年前の小海退~小海進期の水成層~砂丘砂層。いわゆる小原台海進堆積物の本体は中部層,小原台面を構成する薄い波食礫層の本体は上部層に当たる。
執筆者:上杉 陽
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

