吉福村(読み)よしふくむら

日本歴史地名大系 「吉福村」の解説

吉福村
よしふくむら

[現在地名]佐世保市吉福町・江永町えながちよう

折尾瀬おりおせ村の北東部に位置し、小森こもり川上流の横手よこて川・江永えなが川が合流する。江戸時代は平戸藩領相神浦筋郡代の管轄下で、当初は早岐はいき村を親村とする折尾瀬村内であったと考えられる。正保国絵図に吉福村とあり、高九七石余。明暦二年(一六五六)の田方帳抜書では早岐折尾瀬村内に上吉福東免・下吉福免と記される。


吉福村
よしふくむら

[現在地名]太子町吉福

岩見構いわみがまえ村の南に位置し、西は林田はやしだ川で限られ、同川と揖保川の合流点に近い。円教寺文書や東寺文書にみえる吉福庄は当地のことかと思われるが不明。慶長国絵図に村名がみえる。慶長一八年(一六一三)の揖東郡村々高覚(三木家文書)によると、同一三年の高六四〇石余。江戸時代の領主変遷阿曾あそ村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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