同文彙攷(読み)どうぶんいこう

改訂新版 世界大百科事典 「同文彙攷」の意味・わかりやすい解説

同文彙攷 (どうぶんいこう)

朝鮮で李朝後期に編纂された,朝鮮と清国および日本との外交文書集。129巻。初め正祖の命により編纂。採集した外交文書を原,別,補,付編の4編58目とし,その後3年ごとに記事を書き加え,8次にわたり続刊された。主として1636年(仁祖14)から1882年(高宗19)に至る約150年間の文書の集大成で,李朝後期の東アジアの外交関係を知る良い史料である。1936年原編17~50巻を覆印。78年ソウル大学校で原刊本96冊の影印本刊行。1851年(哲宗2)刊の《同文攷略》は同書を簡略にしたものである。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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