原本(底本)を写真印刷によって覆製した本。景印本とも書く。もと中国の印刷用語であるが、影印本出版の流行につれて近年わが国でも一般に通用している。影印本は原本の文字の形を正確かつ大量に再製できるので、影写、覆刻よりも優れた近代的な覆製方法である。希少古書を学術研究用に覆製するために上海(シャンハイ)の商務印書館が1919年から採用し、わが国でもそのころからしだいに普及した。影印本にはコロタイプ印刷とオフセット印刷が用いられる。前者は精良な仕上がりが、後者は安価なのが特長である。しかし、近年オフセット印刷の技術が向上し、両者の間に差がなくなったので、現在ではオフセット印刷によるものが多い。
[福井 保]
二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...