…そして当初は記憶力,演説力,容姿端麗,血統などを重要な資質とされた外交官が,やがて,誠実,正確,冷静,謙虚,明朗,適応力,忍耐力などの近代社会のエリートの資質を求められるようになっていった。この近代的な職業外交官の起りが外交文書を取り扱い,整理する人々の集団から始まったということは,外交官にとって,歴史的知識,文書解読力,正確な分析能力などが,弁説,大声,謀略の能力より重要になったことを意味する。ちなみにdiplomatの語源であるdiplomaは,ギリシア・ローマ時代に二重に折りたたまれた旅券または通行券を指し,転じて公文書一般,さらに公文書取扱い業務を指す言葉となったものである。…
※「外交文書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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