名も無い(読み)ナモナイ

デジタル大辞泉 「名も無い」の意味・読み・例文・類語

・い

特に名を呼ばれて注目されるほどではない。また、人に知られるほどの名をもたない。「道端の―・い花」「―・い一介学生
[類語]知る人ぞ知る無名隠れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名も無い」の意味・読み・例文・類語

な【名】 も 無(な)

  1. 名乗るほどの名も持たない。とりたてて数えるにも足りない。また、有名でない。
    1. [初出の実例]「人がましやな名もなき者なり」(出典:謡曲・白楽天(1464頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android