名を棄てて実を取る(読み)なをすててじつをとる

ことわざを知る辞典 「名を棄てて実を取る」の解説

名を棄てて実を取る

名誉や外聞にこだわらず、実質的な利益を得ることを優先する。

[使用例] 刑事裁判と違って、民事裁判では、黒と白がそうきっぱりと割り切れるものではありません。ある程度までは妥協も必要ですし、名を捨てて実をとるという作戦も、ある場合には必要です[高木彬光死神の座|1960]

[解説] まったく逆に「得を取るより名を取れ」とするものもあります。

[類句] 名を取るより得を取れ

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android