名小屋村(読み)なごやむら

日本歴史地名大系 「名小屋村」の解説

名小屋村
なごやむら

[現在地名]下総町名古屋なごや

高倉たかくら村の東に位置し、南は埴生はぶ土室つちむろ(現成田市)。元和三年(一六一七)の徳川秀忠朱印状(御朱印留)に「葛餝郡名小屋郷」とみえ、長寿ちようじゆ院は同郷内の寺領六石を安堵されている。承応二年(一六五三)成井なるい村との野論についての手形(成井区有文書)に村名がみえ、佐倉藩領。貞享四年(一六八七)の年貢割付状(同文書)には名古屋村とみえ、高一千一五七石余・免六ツ四分。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高一千一六三石余で、佐倉藩領と長寿院領。享保八年(一七二三)山城淀藩領となり、幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android