名残の涙(読み)ナゴリノナミダ

デジタル大辞泉 「名残の涙」の意味・読み・例文・類語

なごり‐の‐なみだ【名残の涙】

名残を惜しんで流す涙。別れの涙。
「息をとぢたるまなこにも―せきあへず」〈浄・用明天王

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名残の涙」の意味・読み・例文・類語

なごり【名残】 の 涙(なみだ)

なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。
謡曲遊行柳(1516頃)「報謝の舞も、これまでなりと、名残の涙の、玉にも貫(ぬ)ける、春の柳の」

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